ボートレース住之江の「2021モーターボートレディスカップ ヴィーナスシリーズ第8戦」は19日、開幕する。主役は初日メイン・12R「レディスドリーム」でも1号艇で登場する地元のエース・鎌倉涼(32=大阪)。開幕戦をしっかり逃げて今年4度目の優勝へ好発進を決めたいところ。当面のライバルはDR出場選手となりそうだが、今節注目したいのは若手の森下愛梨(24=静岡)だ。
 
 前節の尼崎でもエース級のエンジンを引いて予選を突破。続く今回も前節でベテラン・江口晃生(56=群馬)が優勝を飾った〝オレンジモーター〟の81号機を引き当てた。「最近やばいんですよ。いいエンジンばかり引いてる。怖いくらいです」と大きな目をさらに丸くした。

 抽選運の良さもあって、師匠・長嶋万記(40=静岡)から教わったペラ調整のノウハウも最大限に生かせている。「いいエンジンだとペラ調整に応えてくれるんです。乗り心地が来るようになりましたね。最近は乗り方も勉強して予選をクリアも増えてきた」と充実の笑顔を見せる。前検では「伸びは弱かった」と首をかしげたが、「回った感じなど回転が上がっていて良かった。いい部分を落とさず伸びがきてくれたら」と調整の方向もはっきりと見えた。

「最近は一つ上に上がれたと思うし、さらにその先に行きたい」。目指すは優出、そして初優勝だ。