ボートレース児島のGⅢ「オールレディース 第33回瀬戸の女王決定戦」は16日に予選全レースを終了。5日目(17日)の10~12Rで行われる準優勝戦のメンバーが出揃った。
注目の得点率首位争いは3日目終了時まで2位につけていた田口節子(40=岡山)が4日目も連勝に成功して逆転でトップ通過を決めている。2位に浜田亜理沙(33=埼玉)、3位に渡辺優美(28=福岡)となり、この3者が準優勝戦の絶好枠を獲得した。
機力面で最も注目したいのは準優勝戦第1弾となる10Rの3号艇で登場する向井田真紀(33=広島)だ。上位機が勢揃いした今節の中でも57号機は文句なしにトップクラスのパワーを誇っている。
予選最終日を振り返れば、4号艇で登場した3Rはスリットでひとつ外の5コース山下夏鈴(23=三重)に締められそうになったところを先まくりを打って快勝。後半7Rのイン戦は田口にまくられてしまったが「スタートがすべて。足自体はホントにいいですからね」と悔しさをにじませた。
選手間でも伸びは節一級と評判だ。「展示タイムが出てるし、伸び寄りでいい。競った時の伸びが良くて、回ってから押してしっかり返ってくるし、いい方にいると思う」とトップ級の足に仕上がっているは自覚している。
5月のまるがめで2年3か月ぶりに産休から実戦復帰して3節目での準優勝戦進出に「エンジンのおかげです。まだ毎回ドキドキして走ってますけどね」と笑った。
「復帰してからは周りの方に支えてもらっているのを実感しているし、感謝の気持ちを持って頑張ります。今節の足ならスタートさえしっかり行けばチャンスもあると思う」とデビュー8年目での初優出も視野に入る仕上がりで、気持ちも乗っている。