SGグランプリ出場レーサーの決意(1)

2014年12月05日 11時00分

桐生順平

【SG「グランプリ」、GⅠ「クイーンズクライマックス」:カウントダウンコラム(2)】SGグランプリ出場レーサーの決意(1)

<16位=桐生順平(28)埼玉・100期>

 念願のグランプリ初出場。自身ターニングポイントと挙げるヤングダービーでGI初制覇。しっかり成績を残し、最後の大舞台に参加できるところまで着実に成長した。しかし満足はしていない。記念戦線での戦いについても「ふがいないですね。全部が足りない」と自分に厳しい。「1年SGを走って反省しかない。何かを変えないとダメですね。メンタルも含めて」と自己分析。「やっぱり結果を残せていない。プロは結果が大事ですから」といい言葉は出てこないが「18人に残れたのはうれしい」と本音もちらり。

 その大一番については「もうやるしかないと思っています。いつもチャレンジャーの気持ちなので、グランプリも楽しみたい。ファンが沸くようなレースをしたい。そうしたら結果はついてくると思います」。若さとスピードを生かした豪快なレースでファンを魅了してくれるはずだ。

石野貴之

<17位=石野貴之(32)大阪・90期>

 下関・チャレンジカップ最終日の2走目は1着条件、そして太田和美が優勝なら当確という状況だった。そこで逃げ切って、太田も優勝を決めグランプリ切符を手にした。

「18枠に広がって、僕の実力でもチャンスがあるのかなと思ってやっていた。(グランプリに)出られてよかった」

 今年は7月以降、チャレンジC終了までの15節で8優出5Vと好成績を残した。「ちょっとずつ、やっていたことが実を結んだかな」と振り返る。さらに、同期の吉田拡郎がSG初制覇を達成したのも発奮材料になった。

「(吉田のSG優勝が)大きかったのは確かにありますね。一緒にグランプリに行きたいというのはあった」とライバル心も見せる。「全力で戦いたい。できることをしっかりやるだけ」とキッパリ。吉田は2ndステージから。まずは1stステージを突破し、同期対決実現、そして頂点を狙う。

田村隆信

<18位=田村隆信(36)徳島・85期>

 SGチャレンジカップ最終日、グランプリ出場へ「待ち」の状態だった田村。出場が決まった瞬間はガッツポーズでピットに出てきた。「他力でしたので、ただ待っていました。決まった瞬間?『ヨシ』って思いました」。最後のイスを手にし、喜んだ。ただ今年の自身の成績については反省の弁を口にする。「今年は周年の優勝だけだから。SGで活躍していないし…」。確かに1月からつ周年でV→住之江周年で準Vと年初めはいいムードだった。その後のSG、GI戦線での優出は9月の徳山周年(3着)だけと寂しい。

「今年は反省がいっぱい」とそのふがいない思いをここで晴らし、いい形で締めくくりたいところ。「平和島は最近いい(GI、SGと2連続優出中)ので頑張りたい」と気合十分。「今回は1走目から勝負駆け。そういうのは好き」と気持ちも乗っており、18番目からの“下克上”をもくろむ。