ボートレース若松の「第39回日本財団会長杯」が12日、開幕する。

 11日に行われた前検日注目のエンジン抽選では伏兵・加藤雅之(54=広島)が当地の〝スーパーエース〟14号機を引き当てたほか、その14号に準ずる38号機を小川広大(37=福岡)がゲットして一躍、脚光を浴びた。

 一方、初日12R「ドリーム戦」メンバーで唯一、好素性機を手にしたのは地元の石倉洋行(41=福岡)。

 手にした20号機は5月SG「オールスター」で大阪の成長株・上田龍星が準優3着した以降も好調を維持しており、本体パワーは十分な好素性機だ。

「もらったままで乗った試運転では、回転を余している感じだったので、抑えるように叩いて行きました。特訓は起こしが不安定で、よく分からなかったけど、普通ですかね。回り足の方が良さそうでした。まくり差しに入れそうだし、結構好きな感じですよ」と舟足には高評価を与えた。

 7月からの2021年後期は勝率6・74で、前期のB1から飛び級でA1級に復帰した。「F2で成績を落としていましたからね。今期は事故らないように普通に走って、A1をキープするだけです」と自然体を強調する。

 ドリーム戦は大外6号艇の不利が否めないものの、それでも狙ってみたくなる魅力を感じさせた。