ボートレースまるがめのGⅡ「第3回全国ボートレース甲子園」は7日、激戦の予選2日目を終了した。

 注目のスーパーエース・64号機を駆る毒島誠(37=群馬)は前半5Rを「2回も放りました。(普通なら)ドカ遅れです。それであのタイミング(コンマ04)ですからね。放って正解でした」と4コースから強烈なスリット足を発揮してまくり差すと、逃げる深川真二を猛追しての2着。

 後半12Rはインから難なく逃げ圧勝し「足はすごいです! ボート人生でも1回あるかどうかってぐらい。節一じゃなくて、日本一です。楽しみます」と、最大級の賛辞を相棒に送った。

 もはやV本命は毒島で揺るぎないが、2日目が誕生日だった地元の平高奈菜(34=香川)とともに連勝を飾った篠崎仁志(33=福岡)も猛アピールした。

 前半3Rは2艇フライングで繰り上がった「恵まれ」の1着だったが、後半10Rはインからコンマ13のトップスタートを決めての完勝。

 64号機に次ぐナンバー2の52号機の舟足も強力で「足は初日からずっといいです。後半はペラを少し調整して、スローからでもすごくいい感じだったし、良かったです。全体的にいい。手前もいいし、伸びも水準以上はある。足併せでも結構強めですよ」と仕上がりは万全だ。

 初日ドリーム戦では5着に敗れたが、4日目以降に実現するであろう、毒島との再戦は激戦必至だ。