ボートレースまるがめのGⅡ「第3回全国ボートレース甲子園」は6日に開幕した。初日メイン12R「ドリーム戦」はスーパーエース・64号機を駆る2号艇・毒島誠(37=群馬)がピット離れで飛び出し、1号艇・峰竜太(36=佐賀)からインを奪取すると、レースではパワーの違いを見せつけて逃げ圧勝した。「ピット離れは狙ったわけではないです。足はいいですよ。伸びがすごいし、もっと良くなりそう」と手応えも抜群。3着に敗れた峰が「ピット離れは想定外。マジで逃げられると思っていました」と苦笑いを浮かべたように、このままVに突き進みそうなムードだ。

 一方、予選スタート組では馬場貴也(37=滋賀)が唯一の連勝発進。前半3Rを3コースまくりで快勝すると、後半7Rは5コースから鮮やかなまくり差しを決めた。「調整がハマりました。連勝できて、最高の滑り出しです。特徴としてはストレート系、回ったあとの二の足がいい。前検で隠れ良機と聞いて気持ちを切り替えていきました」とニッコリ。近況好調な25号機のポテンシャルを見事に引き出してみせた。

 京都府出身だが、今回は和歌山県出身で出場可能な選手がいないため、特別ルールで代表に選出された。「縁もゆかりもないんですけど、今回は和歌山代表としてしっかり走ります」。さらなる激走に期待したい。