ボートレース平和島のGⅢ「平和島レディースカップ」は5日、10~12Rで準優勝戦3番勝負が行われた。

 その準優勝戦は11Rで2番手を航走していた広中智紗衣(40=東京)が浮遊物を巻きつけて〝失速〟するハプニングもあったが、3レースとも1号艇がインコースから逃げ切りを決めた。
 
 迎える6日最終日の12Rで行われる優勝戦は1号艇・田口節子(40=岡山)と2号艇・松本晶恵(34=群馬)の一騎打ちムードが漂うが、ここへ割って入れば桜本あゆみ(33=東京)だろう。

 準優勝戦10Rはカド位置から中田夕貴(28=埼玉)がまくってきたが、慌てず騒がずイン先マイ。しっかりと優出1番乗りを決めた。「足は全体的にバランスが取れていて、いいいですね。展示タイムが出ないけど、実戦に行くといい。上位クラスにいると思います」と舟足には自信を持っている。

 近況は前節の桐生オールレディースで優出5着、3節前の戸田オールレディースでも準Vと好走が続いている。「基本的に夏場は調子がいいんですよ。(寒い時よりも調整が)合いやすいみたいですね。私自身は暑いのは苦手なんだけど…」と笑顔を浮かべた。

 前節の桐生優勝戦は“最も有利”と言われる1号艇だったにもかかわらず、勝ち切れずに悔しい思いをしただけに、今大会にかける意気込みは強い。ファイナルは3号艇となるが「一番好きなコース。長嶋(万記、40=静岡)さんに、まくり差しを教わったので(前節の)リベンジをしたい!」と腕をぶしている。