ボートレース徳山の「スカパー!・JLC杯 徳山ルーキーシリーズ第10戦」は5日、予選最終日の4日目が終了。6日は10~12Rの準優勝戦をメインにシリーズ5日目が開催される。

 注目の得点率争いは予選ラスト走の5Rを絶好枠から逃げ切り勝ちした井上一輝(27=大阪)が逆転でトップ通過! 2位・村上遼(29=長崎)、3位・前田篤哉(24=愛知)が続き、それぞれ準優各レースの1号艇を手にした。

 その準優3番勝負で注目したいのが11R3号艇・中村日向(22=香川)だ。初日後半の6着以外は全て3着以内という安定感を披露して、予選を8位で突破した。

 タッグを組む72号機は優出こそないが、近況では好パワーを発揮しており、勢いはナンバーワンの優良機。「伸びは普通だけど出足、回り足はいい方。乗り心地も問題ないし戦える足はある」と手応えは上々だ。

 当地は3月の一般戦で準優3着と、惜しくも優出こそ逃したものの節間5勝を挙げる活躍を見せた。「なぜかは分からないけど、徳山は初めて来た時から乗りやすくて自分に合っている。好きな水面です」と相性の良さを実感している。

 勝負どころの準優戦を前に「徳山では(9月にPGIの)ヤングダービーもあるし、いいイメージをつけたい。優勝戦には乗りたい」と気合も十分。強力な舟足を武器に、虎視眈々とベスト6入りを狙っている。