ボートレース平和島のGⅢ「平和島レディースカップ」は3日、中盤のヤマ場となった予選3日目の攻防を繰り広げた。2Rでは3連単15万6470円、118番人気という大穴、超高配当が飛び出している。

 その波乱の立役者が原加央理(33=埼玉)だ。好展開が開けたこともあり「ラッキーでした」とシリーズ初勝利に笑みがこぼれた。

 もっとも、続く後半6Rは1号艇での登場ながら、2号艇・松本晶恵(34=群馬)に差されて2着。連勝はならず、レース後は「スタートですね。前半が早くて、後半は気を付けていった。1Mも無理して回ったから差されました」と悔しさをにじませていた。

 それでも「足はいいです。伸び寄りだけどターン回り、つながりもいい。レース足がいいですね。平和島はいつも、いいエンジンを引かせてもらっています」と舟足には手応えを感じ取っている。

 4月の前回当地一般戦でも「伸び中心に良かったんですよ。でも、その時は他の足がつかなくて…」と当時の経験を踏まえて、今節はバランスのいい仕上げを課題に臨んだ。

「(前日の)2日目は1R1走だけだったので、レース後に何回も調整と試運転を繰り返していました。おかげで3日目が一番いい感じです」と、しっかり仕上げている。

 ここまでの得点率は19位。予選突破へ勝負駆けとなる。「この後はF休みに入るので…。だから頑張らないと。何としても準優戦には乗りたいです」と力を込める。

 4日の予選最終日は10R6号艇の1回走り。さらに、大外6号艇と厳しい戦いにはなるが、自慢の舟足を最大限に発揮して、準優進出を果たすつもりだ。