【下関:SGチャレンジカップ】買うならボーダー前後の選手

2014年11月23日 11時37分

【下関:SGチャレンジカップ&GⅡレディースチャレンジカップ:カウントダウンコラム(4)】

<展望:SGチャレンジカップ>今年1月1日~10月31日までの賞金上位6人が初日のドリーム戦で激突。ランキングトップの菊地孝平が1枠で登場する。5月の福岡オールスター(笹川賞)、6月の浜名湖グラチャンでSG連続V。自慢のスタート力に勝負どころでの冷静な立ち回りが加わり、賞金額通りの活躍を見せる。ターゲットは夢の年間賞金王。ここも勝ちに徹する。

 3月の尼崎クラシック(総理大臣杯)の覇者・松井繁は11月のGⅠ戸田周年で優出(2)着。急復調をアピールする内容だった。さらに白井英治(8月の若松メモリアル)、吉田拡郎(7月のまるがめオーシャンカップ)のSG覇者、GⅠ・5Vの山崎智也が有力候補に加わる。グランプリのシード枠6人入りが有力視される彼らにとっては、重要な前哨戦となるだろう。

 しかし、今大会の主役たちは大逆転を狙うチャレンジ組だ。ボーダーの田村隆信や、下にいる田中信一郎、石野貴之はもちろん、地元の寺田祥や下関周年のV歴ある吉田俊彦、周年記念のリベンジを期す山口剛には要注目。グランプリが平和島開催という点では浜野谷憲吾、石渡鉄兵の地元勢の大駆けがあっても不思議はない。

<展望:GⅡレディースチャレンジカップ>目下の女子賞金ランキング首位は水口由紀。8月の三国レディースチャンピオン(女子王座決定戦)を勝ったことが大きく、今年のVはこれだけ。むしろ高値安定は寺田千恵や平山智加、海野ゆかり。彼女たちがV有力候補とみるべきだろう。

 瞬発力ある平高奈菜、三浦永理もリズムをつかめば一気に走るとみられ、近歴急浮上の岸恵子の存在も気になる。その直後の高橋淳美、中谷朋子らはベスト12を目指しシリーズを盛り上げる。

<下関の水面の特徴>一般戦でのデータを見ると、イン逃げの決まり手は50%を切っている。他場と比べると数字は低いようにも思えるが、GⅠやSG戦ともなればスタートが揃い、ターンミスも少ない。その分、逃げが決まる確率はグーンと高くなる。

 先月に開催された開設記念のデータでは72個レース中、逃げが決まった回数はぶっちぎりの42回。初日、5日目(安定板使用)は強めのHS追い風が吹きインは苦戦。差しが多く決まったが、水面のいい状態では1日平均、逃げは8回以上だった。一般戦では番組編成の方針から、逃げの回数は平均より少ないが、GⅠ以上のレースはインが強い。

 また、まくりは5回、まくり差しは6回と広い水面にしては少ないが、差しは13回。追い風が吹くコンディションなら差しはよく決まる。特にアウト勢の2、3着浮上には要警戒だ。

<エンジン評価>10月の記念で使用されたエンジンがそのまま1か月ぶりに使用される。原田篤志がGⅠ初優出を決めた「64」、中尾誠が大暴れした「55」、優出はならなかったが上平真二が活躍した「21」が現在のベスト3。特に「64」「55」の2基は別格のパワーを見せていた。前回の記念を走った選手はこの2基を抽選で狙っているだろう。

 記念の準優では強いHS追い風に負けた市橋卓士だが「74」は伸び足が抜群だった。今回も期待できる。

 また、準優に乗れなかったものの岩瀬裕亮の「26」、東本勝利の「19」、上り調子の「72」(山田竜一)、「11」(石渡鉄兵)、福島勇樹の「38」も伸び足が光った。

 本来ベスト5に入ってもいい「36」(君島秀三)は足落ちしていたが、前節の一般戦では復調気配。素性はトップ級だけに、調整次第では息を吹き返すだろう。