ボートレース宮島の「中国VS近畿VS九州3地区対抗戦」は30日、予選2日目を行った。

 序盤を終了し、谷川祐一(39=滋賀)が唯一のオール2連対。北村征嗣(42=大阪)、古沢光紀(33=福岡)、江本真治(46=山口)、長谷川巌(57=山口)、乙藤智史(36=福岡)の5人もオール3連対と安定した航跡だ。

 そして、勢いで注目したいのが125期の香川颯太(21=滋賀)だ。

 2日目7Rで同郷の先輩・谷川の4カドまくりを想定し、5コース発進から冷静に展開を読んだまくり差しを決めた。3連単は9万1140円の特大配当となった。

「谷川さんが仕掛けてくると思ったので対応できました」と謙遜したが、相棒31号機の仕上がりも上々だ。「ペラは叩くかどうか迷いました。でも自分では乗りこなせそうにないと思ったので叩き変えました。乗りやすくなって、しっかりレースできるようになりました。スタート勘も悪くなく7Rは全速で行けました」と胸を張る。

 7Rの勝利は通算5勝目。予選突破歴は昨年11月の尼崎一般戦の1回のみだが「残りをオール2連対で行けば、数字上は届くはずです」と平然と言ってのける。

 女子艇界の第一線で活躍する母・香川素子(44=滋賀)の背中を追う若武者は、シリーズの残り4日間も全力で結果を出すつもりだ。