【下関:GⅡレディースチャレンジカップ】進化したジャンヌダルク・中谷朋子

2014年11月21日 12時00分

賞金ランク14位から逆転12枠入りを目指す中谷朋子

【下関:SGチャレンジカップ&GⅡレディースチャレンジカップ:カウントダウンコラム(2)】今年からリニューアルされたSG「第17回チャレンジカップ」。グランプリ出場へのラストチャンスとなる同大会は、今回から女子レーサー版のGⅡ「レディースチャレンジカップ」も併設。SGと同時開催になり、ボートレース下関で25日に開幕。恒例の直前企画の第2回は賞金ランク14位から逆転12枠入りを目指す中谷朋子(38=兵庫)だ。

 一昨年の栄えある第1回賞金女王決定戦(クイーンズクライマックス)の出場メンバー。当時は「金色のジャンヌダルク」なるキャッチフレーズが与えられたが、現在はトレードマークの金髪もやや控えめになってきた。

「今さらですが、最近は自分のことを分かってきましたね。私はもともと気性が荒いタイプ。イライラしたり、勝ちたい!って気持ちが強すぎると、いい方向にはいかない。リラックスしているときの方が優勝もできるんですよ」

 思えば初Vから約7年間も優勝できない時期を経験した。「あのときは焦りもありましたね。でも『大丈夫、自信を持っていこう』って思ったら結果が良くなりました」。昨年はケガもあって年末の大舞台には出場できずに終わったが、今年はここまで3V。直前節の戸田GⅢオールレディースでは優勝戦で無念のFを切ってしまったが、準優までオール連対と圧倒的な強さを見せるなど、あれだけ遠かった「優勝」はいつでも手が届く、近い存在となった。年明けの地元尼崎V、夏場の連続Vも「まったく優勝を意識せず、落ち着いてレースできた」と振り返る。

 もう一つ、中谷には重要なバロメーターがある。ずばり出走回数だ。休まず走ることが何よりの栄養になるという。

「去年は休みが多くて感性が鈍りました。でも、今年はたくさん走った分だけ感覚は取り戻せた。走り続けた方が感性が研ぎ澄まされ、ペラ調整でもヒラメキが生まれるんですよ。その繊細な感性が自分の宝。大事にしています」

 現在、賞金ランク14位。2年ぶりのクイーンズクライマックス出場へ最後のチャレンジとなるが、大人になった中谷は恐ろしいほど冷静に前を見つめている。

「積み重ねたものがあるので自分は大丈夫!と思っていきます。クイーンズクライマックスに行けるもんだって思って臨みます。出場する前提で何をすべきか?を考え、毎日一走を大事にいきたいです」

 ちなみに7月に連続Vしたレース場は今回の開催地・下関。調整面のアドバンテージも受け、進化したジャンヌダルクが満を持して出陣する。

☆なかたに・ともこ=1976年9月29日生まれ。兵庫支部の78期生。96年6月の蒲郡でデビュー。2005年9月の津女子リーグで初優勝。12年11月の平和島で7年2か月ぶりに2度目のV。同年12月に出場した大村GⅠ「第1回賞金女王決定戦(クイーンズクライマックス)」の成績は2・4・4・1着で優出できず。通算6V。身長160センチ。血液型=A。

 ※次回はチャレンジカップの変更点・概要の解説