
ボートレース三国のGⅡ「モーターボート大賞」は30日、予選2日目を迎える。
29日の初日12Rに行われた「日本海ドリーム」は地元・中島孝平(41=福井)がインコースから逃げ切り快勝。2連対率は27%のエンジンだが「足は悪くない。ちょっとターンで滑る感じがあるのでグリップが欲しい」と課題は残すものの、現状でも気配は上々。さらなるポイントアップをもくろんでいる。
若手有望株では下寺秀和(28=広島)に注目したい。初日11Rは3コースからまくり勝負。バックストレッチでは、インコースから逃げた坪井康晴(43=静岡)に肉薄したが、わずかに及ばず2着惜敗に終わった。
それでもレース後には「プロペラの形が特殊だったのでいつもの形に叩いた。スリット付近の足がいいですね。ターンの感じが良くなっていたし、体感も悪くない」と初日としては上々の仕上がりだ。
7月1日からの2021年後期はB1級に降格するが、現在審査中の22年前期適用勝率は29日現在、6・32とA2級復帰どころか、自身初となるA1級をも狙える好ペース。
下寺は「もっと地力をつけないといけない。地元では一緒に練習している大上(卓人)さんや村松(修二)に刺激をもらっている。まずはA1になることを目標にしたい」と高いモチベーションを持って戦っている。
三国水面は20年5月にデビュー初Vを飾った思い出の地。「今節は準優に乗れるように1走1走しっかり走りたい」と気持ちを引き締めていた。
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