ボートレース若松の「ルーキーシリーズ第9戦 植木通彦フェニックスカップ」は24日、予選2日目を終了。25日は中盤のヤマ場、3日目を迎える。

 黒野元基(25=愛知)とともに、2日目連勝を飾った原村拓也(30=香川)がここまで2、1、1着として3戦オール2連対の大活躍! いよいよ目が離せなくなってきた。

 この日は前半3Rでインから逃げて1着とするや、後半8Rでは5コースから鋭いまくり差しを一閃。最近、強伸び仕様で売り出し中の藤山翔大(30=大阪)のイン戦を撃破し、ファンばかりでなく、同世代のライバルたちに強烈なインパクトを与えた。

 レース後は「スタートは放ったけど、それでも出ていきました。行き足から伸びがすごくいいですね。もう、このままで行きます」とエース14号機は節一級に噴き上げている。

 3年前に同じ香川支部先輩でSGタイトルホルダーの森高一真(43=香川)に弟子入り。「師匠にはレースに対する気持ちを一番に、ペラ調整や操縦などを教わっています」。

 その成果もあってか2021年後期適用勝率は5・65を残し、自身初のA2級昇格を決めた。「ターン回りを求めたペラ調整が当たっていました。今節も優勝戦に乗れるように頑張りたい」と今年1月の児島ルーキーS以来となる、2度目の優出を目指している。