ボートレース若松の「ルーキーシリーズ第9戦 植木通彦フェニックスカップ 第21回スカパー!・JLC杯 オール進入固定」は23日、初日のバトルを終了。24日は予選2日目を迎える。

 インコースの強い若松プールで、全レース進入固定戦とあって、初日はイン逃げが10本決まるなど順当決着の流れ。初日「ドリーム戦」も高倉和士(29=福岡)があっさりと逃げて、佐々木寛太(25=山口)、宮之原輝紀(23=東京)とともに初日2、1着の2連対好発進とした。

 ここではその高倉にスポットを当てる。初日前半7Rでは3コース発進もスリットで後手に回って4号艇・横田貴満(28=佐賀)に叩かれる苦しい展開となったが、巧旋回で二番差しから2着を確保した。

 レース後は「おじさんのレースでしたね」とオーバーエージ枠での参戦とあって、自虐的に振り返ったが「プロペラの調整をして、体感はいつもの若松のいい感じになりました。出足、トルク感がしっかりしていますね。伸びは求めていないけど一緒くらいあります」と相棒50号機の仕上がりはまずまずのようだ。

 かつては同じ福岡の芦屋で「フレッシュルーキー」に選出されていたが、今年は若松を走る機会が多く、今節が早くも5回目の出走。「ボク、芦屋育ちのはずなんですけどね…」と話したが、水面実績も芦屋を大きく上回り、1月のルーキーSではV。2月、5月戦でも準Vと当地を大のドル箱にしている。「今節もまずは優出を目標に」と意気込んでいる。