ボートレース児島のSG「第31回グランドチャンピオン」は23日、予選2日目を終了。予選突破へのヤマ場を迎える中盤戦のここからは、羽野直也(26=福岡)に注目したい。

 ここまで2、2、4着と中間着が続いているが、6号艇で2着だった初日は1周目のバックストレッチで外艇にプレッシャーをかけながら、2マークをクルッと回って逆転2着と見せ場十分だったのに対し、2日目は2走とも悔いの残る内容。

 前半4Rは1号艇でのイン戦ながら長田頼宗(35=東京)のまくり差しに屈して2着。2号艇だった後半11Rも峰竜太の引き波に沈められる形となり「峰さんにいいターンをされたのもあるけど、自分のターンが遅かった。自分のミスです」と、レース後は反省の弁ばかりだった。

 その一方で、舟足はそこまで悪くない。「2日目は調整を合わせ切れていなかったが、エンジンは悪くない。出足寄り。自分がレースで出足を生かし切れなかっただけで、行き足もいい」と2連対率43%の49号機がパートナーだけに、中堅上位には動いているようだ。

 グラチャンは昨年の宮島大会でSG初優出を決めたゲンのいい大会。仕上がりが実戦型なのも昨年との共通点で、今回も中盤戦以降の巻き返しは必至とみられる。

 特に3日目11RはF持ちの松井繁がジカ内の3コースにいて、4カドから持ち味の行き足を生かせそうな組み合わせ。「スタートもまあまあ見えています」と機力同様にこちらも自信たっぷり! ならば、胸のすく一撃に期待したい。