【GI福岡チャンピオンC】水面を知り尽くしたレスキュー隊に聞く

2014年11月12日 11時58分

福岡は“全国屈指の難水面”と呼ばれる

【GI福岡チャンピオンカップ】福岡ボートは那珂川の河口に位置し、那珂川流域に1コーナー側の半分近くが張り出している。そのため、満潮時は海水と淡水がぶつかり合う。特に北東の風が強い時は博多湾からの波も加わり、より複雑なうねりが発生する。12年9月からは1マーク奥にネトロン(消波装置)が設置されたものの、選手間からは「うねりがすごい」との声は多く、そこが“全国屈指の難水面”と呼ばれるゆえんである。そこで今回は水面を隅々まで熟知するレスキューチームの方々に福岡の競走水面について直撃した。

水面を隅々まで熟知するレスキューチーム

 ——まず福岡は全国でも屈指の難水面と呼ばれていますがその原因は1Mでのうねり。12年にネトロンが設置されましたが、変化はありますか

「ネトロンが設置されて多少の波は消えてるとは思うけど、うねり自体にはあまり影響はないんじゃないかな?」

 ——ではどんなときにうねりが発生するのか

「どんなときというか、うねりは常時あるよ。ただ昔はタンカー、カメリアライン(航行船)の影響でうねりも発生してたけど、最近はレース時間をズラしてるはず。そこはあまり気にしないでいいと思う。やっぱり風。特に北風や北東からのときは大きなうねりになる」

 ——その時の走り方、コースの有利不利は

「当然、外コースは不利になるよね。乗り方っていうのはどうかな。一概には言えない。選手それぞれの走り方もあるからね。ただ、あまりスピードを落として回るのは…ね。うねりが出たときはある程度は(うねりに)乗ってあげないと波に負けちゃうんだよね」

 ——そうなんですか姞他に水面の印象は

「地元の選手は2Mを乗るのがうまい」

 ——2Mですか? 1Mのうねりが印象強いけど、2Mにもうねりがありますか

「うねりというより、福岡はスタートの助走距離が短いからね。スタートした時の返し波が結構残ってる。それで舟が跳ねたりして、2Mを握り切らん選手もいる。そこを地元選手はしっかり回ってくるからね」

 ——そうなんですね。では、最後にレスキューをしてて一番思うのは

「事故がないようにって気持ちは当然あるけど、レースなんで仕方ない部分もある。それよりも選手が『けがをせんように』っていつも思っている。それは今度の記念も同じですね」