ボートレース宮島のGⅢ「第8回ウエスタンヤング」は18日最終日、12Rで優勝戦が行われ、イン先マイから他艇を完封した1号艇・村上遼(29=長崎)が圧勝! ヤング戦卒業の年にVを飾り、9月の本番(プレミアムGⅠ第8回ヤングダービー=徳山)への優先出場権を獲得した。
表彰式を終えると「ホッとしました~」と降りしきる雨を吹き飛ばす笑顔が弾けた。66号機は自他ともに認める節一の仕上がりだったが「スタート展示で01のフライングだったので、これでは早い。でも、遅れちゃいけないし…」と葛藤があったと明かす。
そしてもう一つ「レースが進む(優勝戦が近づく)ごとに緊張感が高まった」と重圧も受けた。
しかし「集合の合図がかかったら(緊張感が)スッと抜けました」と平常心を取り戻して出陣。決めたスタートはコンマ08の快ショットだ。3コース・佐々木完太(25=山口)のまくり差し強襲も「バックで3(佐々木)が(外に)開いた時点で大丈夫だろうと」優勝を確信した。
能力的に、1号艇での優出は今後も幾度となくやって来る。そのうち、重圧を楽しみながらVを重ねていくことだろう。