ボートレースからつの「第8回見帰りの滝あじさいカップ」は17日、3日間の予選を終了。18日の4日目、10~12Rで準優勝戦を行う。予選をトップで通過したのは前田将太(33=福岡)。2位は榎幸司(38=長崎)、3位に藤丸光一(54=福岡)と続き、この3人が準優1号艇を獲得した。

 中でも注目は前田だ。前節の地元・福岡68周年記念でGⅠ初Vを飾った。「本当に良かったです。やっとですね。何回も(GⅠ優勝戦の)1号艇で負けてたし、優勝戦は『ここで負けられん』と思って行きました。もう33歳ですしね」と笑顔で振り返る。

 その福岡GIから中2日で今節の前検と、日程は過密だが「休みが短かったんでリズムはいいままです。ボートはメンタル的なものが大事ですから。今節は前節の勢いだけできてます。逆に、こういう時こそ気を引き締めないとね」とムードは良く、かつ冷静だ。

 予選最終日の前半7Rは3コースから豪快にまくって今節3勝目を挙げた。後半12Rは5コースからまくり差して3着を確保。予選は5戦3勝、2着1本、3着1本のオール3連対にまとめている。

「前検でペラを叩いてから、ほぼ何もしてないです。伸びはまあまあで、いい感じ」と舟足の感触はいい。まずは準優12R、1着を奪取し優勝戦1号艇ゲットを目指す。