15日に行われたボートレース若松・一般戦の準優11Rで4艇の集団フライングが発生した。

 予選首位通過だった1号艇・上平真二(47=広島)を筆頭に、2号艇・山ノ内雅人(30=福岡)、3号艇・三原司(35=福岡)、4号艇・久富政弘(49=佐賀)の4人がまさかのスリットオーバー。このレースの売上金額9847万2300円のうち、99・98%にあたる9845万400円が返還となった。

 5号艇・高橋勲(53=東京)がコンマ06のスタートで残り「恵まれ」で1着。「(スタートは)早いと思って放ったよ。内側はみんな前にいて、スリットを越えてすぐフライングだと思った」と肝を冷やした。

 上平は「起こし位置が展示より少し後ろになっていて、起こすのが早くなってしまいました。スタートに集中できなかったですね…」と唇をかんだ。

 なお、非常識なフライングを犯した上平、山ノ内、三原は本来なら即日帰郷となるが、今節はすでに5人の帰郷者が出ていたため、メンバー不足を考慮して、3人とも最終日も出走することになった。