ボートレース大村の一般戦が14日に幕を開ける。今節は7日間開催の準優勝戦制で争われる。なお、当地のエンジン、ボート、プロペラは今節で使い収めとなる。

 初日メイン12R「発祥地選抜」の絶好枠には現在、大村では8連続優出中、直近2節は優勝と圧巻の強さを見せる市川哲也(52=広島)が選出されている。

 前検日の12号機の気配は「真っすぐは普通だけど、ターンで押していない」と、まだ調整の正解が待たれるところだが、必殺の速攻力を駆使して今節も大暴れしてくれるはずだ。

 また、注目のエース26号機は伏兵・香月大介(51=福岡)が手中に収めた。6秒87の前検一番時計を叩き出すと「プロペラはそのままで乗ったけど、伸びが良さそうだった。最近は調子が悪いので、このエンジンパワーを借りて頑張りたい」と表情も明るかった。

 ほかでは小池哲也(31=大阪)が力強い足色に上機嫌だった。「体感に軽さを感じたし、スタートもしやすかった。気になる部分もない。もともと伸びを求めるタイプではないし、好きな感触ですよ。7日間の長丁場でこの感触はうれしい」とニッコリ。今節の台風の目となりそうだ。