ボートレースまるがめの一般戦が9日、熱戦の火ぶたを切る。開幕に先立ち8日の前検日にはエンジン抽選、スタート特訓などが行われた。

 今シリーズのⅤ候補がズラリと揃う初日R「ドリーム戦」の1号艇にはSGグランプリ3Ⅴの実力者・田中信一郎(48=大阪)が座る。

 ただし、この日の前検気配は「握り込みがすごく重たいけど、足のことは分からんね。まあ、初日に乗ってから考えます」と可もなく不可もなくといったところだった。

 そんな田中を尻目にスタート特訓で軽快な動きを見せていたのが森定晃史(38=岡山)と和田兼輔(34=兵庫)だ。

 その和田が今節、手にした45号機は「昨年11月の初下ろしのときに引いたエンジンなんですよ。そのときはメッチャ出ていたし、いいイメージがありますね」と、優出➍着に導いてくれたエンジンとあって、今回も鼻息を荒くしている。

 注目の特訓気配は「少しプロペラを叩いたけど、やっぱり悪くなかったですね」。想像通りの手応えに思わずニヤリ。この分なら、節間を通して追いかけてみるのも、いいかもしれない。