ボートレース桐生の「MBP津幡開設8周年記念」は8日、予選最終日となる4日目の攻防を繰り広げた。

 3日目まで得点率首位だった佐藤翼(32=埼玉)は予選最終走の7Rも2着として、すんなりとトップ通過を決めた。2位は金子萌(31=静岡)、3位は荒川健太(40=三重)となり、この3人が9日(5日目)に行われる準優勝戦3番勝負各レースの1号艇を手にしている。

 一方、10R2号艇で登場する松尾充(32=三重)もエンジン気配は良く、魅力的な存在となった。

 予選ラストランの4日目4Rでは、5コースから仕掛けた一瀬明(50=東京)の攻めを受け止めて、2コースから先まくり敢行。今節4勝目をを挙げた。「(1Mは)あれだけ膨らんだけど、戻ってこれたし足はいいと思う」と、会心の勝利を振り返った。

 当地は近況、連続優出中と好相性で「前回、ここに来た時のプロペラの形をベースに調整をしたら、乗り心地が良くなった。ターン回りも思ったよりいいですね。機率の28%を考えれば満足です」と、好仕上がりに笑みがこぼれた。

 肝心のスタートに関しても「悪くないと思う。それに今の足のタイプを考えるとスロー発進の方がいい」と話していたそばから、願い通りの2号艇を得る強運も。「スタートはしっかりといきたい!」と当地3節連続優出へ気合を込めた。