【戸田GI開設58周年記念:展望】

◇初日(29日)第12R ウインビードリーム

1号艇 松井繁(44=大阪)
2号艇 山崎智也(40=群馬)
3号艇 平石和男(48=埼玉)
4号艇 服部幸男(43=静岡)
5号艇 浜野谷憲吾(40=東京)
6号艇 中島孝平(34=福井)

 今シリーズの中心は現在、獲得賞金ランクベス10内にいる松井繁(2位)、山崎智也(3位)吉田拡郎(5位)、井口佳典(7位)だ。

 松井は年末の大一番に向け、ややスローダウン中だが、山崎は今年GI5勝のデキの良さ、得意の当地なら“もう一丁”あってもいい。そして吉田と井口はトップ6での「グランプリ」出場を決めたいはずで、ともに持ち味を最大限に生かせる水面で果敢なスタート攻勢に出そうだ。

 さらに目下賞金ランク15位の桐生順平や21位・中島孝平はGP出場圏の18位以内を目指しての戦いとなるだけに、気合も一層入るところだ。特に桐生は9月の当地ヤングダービーで“ラッキー”な優勝を拾ったが、今度は“真”のGI制覇を果たしたいはずだ。

 今節のポイントの一つとなるのが開催日程だ。というのも月またぎでの開催となるため、前半戦3日間の10月中はSG「チャレンジC」(11月25日〜・下関)の選考期間内になるから。

 しかもその「チャレンジカップ」自体が今大会から「女子版」も新設されたため、男子は出場枠が32人という狭き門になった。当然ながら、そのボーダー近辺の選手は序盤戦3日間に全力投球。果敢なスタートダッシュを仕掛けてくるはずだ。

 獲得賞金ランク(ダービー終了時)36位の服部幸男、30位・浜野谷憲吾、33位・赤岩善生、29位・丸岡正典あたりは目イチの勝負態勢。その勢いのまま、優勝争いを優位に進めるケースも十分にありそうだ。

 また平石和男、須藤博倫、中田竜太、佐藤翼ら地元軍団からも目が離せない。