ボートレース桐生の「MBP津幡開設8周年記念」は6日、予選2日目を終了した。

 初日12Rの桐生ドリーム戦を制した佐藤翼(32=埼玉)がこの日も10R1走を4コースからまくって快勝。序盤戦を3戦2勝2着1回と絶好調だ。

 佐藤は「行き足が良かった。でも、それだけでなくて、足は全体的にいい。2日目は“マジ”でいいです」と機力の良さを強調。その表情からも会心の手応えだったことがうかがえた。

「3日目は気象条件も変わると思うので、プロペラは大きく叩くと思う」と先を見据えていたが、再度しっかり調整を合わせ、ベストパフォーマンスを見せるつもりだ。

 また、初日連勝発進だった金子萌(31=静岡)は7Rの絶好枠戦を逃げ切れず、3着に惜敗。「スタートは慎重になって行き切れなかったし、1Mのターンでも失敗していた」と反省しきり。それでも「レース足はいい。特に直線に向いてからがいい」と感触は良く、3日目に名誉挽回をもくろんでいる。

 一方、2日目に動きの良さが光ったのは、その金子をまくって1着の坂口周(43=三重)だ。後半12Rでもインから逃げ切ってこの日連勝! ここまで3、2、1、1着と順調そのものの航跡だ。機力に関しても「足はだんだん良くなってきている。全体的に良くて、今は中堅上位くらい」と走るごとにパワーアップしている。

 ここからさらなる上積みも期待できるだけに、一躍、V争いの中心にのし上がってきた。