ボートレース戸田のGⅢ「オールレディース」は2日、予選3日目の熱戦が繰り広げられた。この日を終えた時点で宇野弥生(35=愛知)が得点率トップ。ただ、舟足に関しては「(3日目)後半は合ってなかった。前半もいい状態かと思ったけど、二の足あたりが気になった」とまだ調整が必要な様子で、首位安泰とはいきそうにない。細川裕子(39=愛知)が2位、岸恵子(48=徳島)が3位で追う展開。なお、3日目前半3Rで今節4勝目を挙げ、上位通過が期待された五反田忍(47=大阪)は、後半12Rでコンマ01オーバーのフライング。賞典除外となった。

 予選ステージは大混戦となり、海野ゆかり(47=広島)が4日目勝負駆けへ気合が入っている。初日メインの「ウインク選抜」は3着も不良航法で減点10と最悪の船出。しかも、期待を寄せたエース57号機は序盤はいまひとつの動き。全てが厳しい状況からのスタートとなった。しかし、諦めることなく持ち前のスピードとテクを駆使し、3日目7Rで今節初白星をゲット。得点率16位で予選最終日の勝負駆けにこぎつけた。

「最初はダメかと思ったけど…。このエンジンは女子戦向きではないのかも。でも、やっと勘とスタートの足が合ってきた。出足が上向いて、行き足も小マシに。乗り心地も悪くない」と上位に引けを取らないレベルまで底上げした。これでヤル気もガ然アップ。

 4日目は2走13点以上が条件となるが「2走なら勝負駆けを成功させちゃおうかな(笑い)。(エンジンは)もっと出る感じもあるし」と、連勝を狙っている。