ボートレース宮島の「第15回ヤクルトカップ」は29日、予選がすべて終了。30日の5日目は10~12Rでシリーズ最大のヤマ場となる準優戦3番勝負が行われる。

 シ烈な得点率争いは予選最終日の4日目を1、1着で締めた中辻博訓(46=福井)が逆転で1位通過を決めた。舟足に関しても「行き足から伸びはいい部類」と申し分ない。2位は山本寛久(44=岡山)、3位は永田啓二(36=福岡)が入り、この3人が準優戦各レースの1号艇を獲得した。

 中辻、山本は節間を通じて抜群の舟足を見せていたが、シリーズ終盤の準優戦以降に照準を合わせてきたかのごとく、機力をアップさせたのが、予選最終日に連勝を決めて得点率3位通過を決めた永田だ。

 その舟足は「序盤に比べてだいぶいいですね。全体的に底上げができたし、今ならトータルで中堅上位は十分にある。スタートも問題はないです」と準優戦に入っても遜色ない足色に仕上げてきた。

 また、宮島は今年3月に優出を決めており「宮島のイメージはいいですよ」と水面相性も上々。準優戦10Rはインからしっかり逃げて、一気に連続優出を決めるつもりだ。