ボートレース若松のSG「第48回オールスター」は25日、初日を迎えるはずだったが、荒天(強風)のため中止順延となった。

 この日はレース開始前から強いホーム向かい風に見舞われ、1Rの展示航走から安定板を装着して始まったが、周回展示中に4号艇・茅原悠紀(33=岡山)が1Mでエンスト。欠場扱いとなるなど、レース開始が危ぶまれた。

 そのまま発売締め切り後も5艇で本番開始を待ち続けたものの、風は一向にやまず、水面も白波が立つほどに状況は悪化。約1時間半も発走を見合わせたが結局、午後4時に中止、順延の決定がなされた。

 SGでの中止、順延は2018年8月23日、まるがめ「メモリアル」(優勝=毒島誠)3日目以来のこと。また、初日に限れば14年10月、とこなめ「ダービー」(優勝=仲口博崇)以来となる。

 なお、順延された初日の番組に変更はなく、26日に改めて実施される。茅原の欠場についても「突風の影響で不可抗力のため選手責任外」のジャッジ。さらに中止順延に伴い、この欠場自体が〝ノーカウント〟とされた。

 茅原は「(展示は)風にあおられて…。吸水しただけなので、エンジンも大丈夫だと思う。個人的には何もなかったことになるのでラッキーですね」と仕切り直しての初日を迎えられることになり、笑みを浮かべていた。