ボートレース若松の「創刊55周年 九州スポーツ杯」は20日最終日、12Rで優勝戦が行われ、1号艇・枝尾賢(39=福岡)がインから逃げ切り快勝! 今年3度目、通算22度目の優勝を飾った。

 枝尾はコンマ19のトップスタートを決めると、畑和宏(49=広島)のまくりを受け止めて、しっかりとイン先マイ。バックで早々と独走態勢を築いての快勝劇だった。

 レース後は「ホッとしました。足は悪くなかったので、先マイすれば差される感じはなかった。10年も若松で走る機会がなかったので、今回はしっかり取っておきたいと思っていた。うれしいです」と相好を崩した。若松は義父がレース場で働いていた関係で出走機会が少なく、福岡3場で唯一、優勝がなかっただけに、念願の初Vに笑顔がはじけまくった。

 これで今年3V。「去年、(今年3月開催の)福岡SGクラシックの権利を取れなかったので、今年はしっかり優勝を積み重ねていきたい。来月の福岡の記念(GⅠ68周年)と(児島SG)グラチャンに向けて、これで弾みを付けられたので、しっかりと頑張ってきます!」と、早くも次の目標に向けて意気込んでいた。