ボートレース蒲郡の「トランスワードトロフィー2021」が21日に開幕する。

 男女混合の6日間シリーズで新エンジンになって3節目。優勝候補が集った初日12R「ドリーム戦」の中では絶好枠に構える金子龍介(48=兵庫)の動きが光った。

 スタート特訓の動きは優勢で、スリット近辺の足は軽快そのもの。「プロペラを叩き変えて(気配は)悪くなかったよ。回り足はもう少し良くなりそうな感じもあるけど、他の足は周りよりも良かった」と早くもOKサインを出していた。本人の手応えを裏付けるかのように同班で足を併せたの選手たちから「金子選手が良かった」との声が多く聞かれた。

 36号機はこれが2回目の使用。初下ろしだった前節(の桐村翔太)こそ並のレベルだったが、近況好調な金子のプロペラ調整がしっかりマッチしている印象だ。

 その金子自身も「ペラ調整が割とうまくいっているから、調子はいいよ」と現在4連続で優勝戦に進出しており、3節前の下関プレミアムGⅠ「第22回マスターズチャンピオン」でも5コースから3着と健闘している。

 当地は常々「得意水面」と公言しており、2018年2月に2コースから優勝を飾っている。「ホンマにI LOVE蒲郡やからね。今節も頑張るよ」と前検の好気配も手伝ってか終始、上機嫌だった。