
熱戦を展開しているボートレース平和島のGI「開設67周年記念 トーキョー・ベイ・カップ」は19日、シリーズ5日目を迎え、大詰めの準優勝戦が争われた。
その第1弾となった10Rでいきなり3連単20万円超のビッグな配当が飛び出した。
3対3のオーソドックスな進入スタイルでスタートしたこのレースは、4コースのカド位置から徳増秀樹(46=静岡)がスタートで飛び出したが、まくりは不発。イン瓜生正義(45=福岡)が先マイをした狭い懐に、大外6コースから中野次郎(39=東京)が一気に差し込んで、抜け出した。
次位争いは2Mで内々を小回りした徳増が瓜生を交わして2番手に浮上。さらに瓜生は3周1Mでキャビテーション(失速)。後方から追い上げた毒島誠が最終Mで3番手逆転に成功した。
絶好枠の瓜生、2号艇・石野貴之(38=大阪)が大敗したため、2連単は6―4 3万6970円、27番人気。3連単は6―4―3となり、20万5430円、109番人気での決着となった。
勝った中野は「奇跡です! 数年に一度あるかないかの展開」と殊勲の勝ち星にも、キツネにつままれたような表情だった。
【関連記事】
- 関連タグ: