ボートレース平和島のGⅠ「開設67周年記念 トーキョー・ベイ・カップ」は18日、予選4日目が終了。

 5日目(19日)の10~12Rで行われる準優勝戦に進出するベスト18が決定。地元の栗城匠(25=東京)が予選トップ通過を果たし、準優12Rの1号艇をゲット。2位をキープした桐生順平(34=埼玉)が準優11R1号艇。

 そして「不運」な形でトップから3位に後退し、準優10Rの1号艇となったのが瓜生正義(45=福岡)だ。
 
 予選ラストの7Rは6号艇から、その時点でのトップ通過条件=2着以上をどん欲に狙ったが、1Mの手前で転覆した5号艇の上村純一(40=群馬)に接触して万事休す。何とかゴールするだけの5着に終わり、得点率3位に後退した。

 レース後のピットでは、土下座せんばかりに謝罪する上村を制して「大丈夫だよ」とニッコリ。艇界を代表する〝いいひと〟ぶりを発揮して、周囲の心配をシャットアウト。

 エンジンの点検を終えると「ぶつかったのはボートだけでした。エンジンはぶつからなかったし、多分、大丈夫ですね。足はバランスが取れて、まあまあいいですよ。初日を考えれば、かなり良くなっています。ちょっとしか走ってないけど、競っても良さそうな感じでした。5日目も同じような天気だったら、このままで大丈夫でしょう」と、すっかり気持ちも切り替えていた。
 
 アクシデントに見舞われながらも、準優1号艇は死守しただけに、昨年10月の前回大会からの当地GⅠ連覇はまだ十分に射程圏。ただ「そこはあまり意識はしてないんですけどね」と、SG10冠男はあくまで自然体。まずはきっちり逃げて、優出一番乗りを決める。