ボートレース平和島のGⅠ「開設67周年記念 トーキョー・ベイ・カップ」は17日、予選3日目が終了。予選最終日の4日目(18日)は準優勝戦進出をめぐる激しいバトルが展開される。

 5戦4勝で得点率トップに浮上した前回覇者の瓜生正義(45=福岡)や、安定感ある走りで2位につける桐生順平(34=埼玉)らは残り予選1走を無事故完走で突破する。

 その一方で、予選最終日に得点を加算しないと準優ラウンドに進出できない「勝負駆け」組も虎視眈々と腕を撫している――。そんなメンバーで注目したいのが地元のイケメンスター・永井彪也(28=東京)だ。

 4着以下だと予選突破が難しくなる〝1日早い〟勝負駆けの3日目5Rでは、4コースからまくり差して2着。ピットに戻ると「絶対に3着以上と思って走りました。これで4日目につながりましたね。ホッとしました」とクールな笑みを浮かべた。

 2日目までは相棒52号機の調整に苦戦していたが「やっと上積みができました。すごくいい人には負けるけど、中堅は十分にあります。2日目までの感じだと、1Mでも割っていけなかったと思うので…」と機力上昇に成功したようだ。

 準優進出に向けては4日目の2走で16点以上が必要な厳しいノルマとなる。「5枠と3枠なので自分で仕掛けるとか、向かい風でまくりにいくとか、思い切ったレースがしたいですね。それができるよう、もう一丁(舟足を)こさせたいです」とさらなる上積みを図って一発を狙う。

「平和島では最近、活躍できていないし、手なずけたいんですよ」と、地元水面をしっかり〝攻略〟して、5日目以降につながる走りを見せてくれるはずだ。