ボートレースからつの「創刊55周年記念 九州スポーツ杯」が15日に開幕した。九州北部地方の梅雨入りが発表された初日は終日、雨模様でのレースとなった。

 注目のメイン12R「記者選抜戦」は、絶好枠の深川真二(46=佐賀)が貫禄の逃げ切りを決めて人気に応えた。前半8Rでもまくり勝ち。難なく連勝発進を飾り、地元で通算100Ⅴ達成へ、これ以上ない船出を飾った。この深川と並び浜先真範(28=広島)も連勝。こちらは前半の勝ち星で節目の通算200勝を達成している。

 また、初日の9Rでは

1 真子奈津実(33=福岡)

2 香川 素子(44=滋賀)

3 間庭 菜摘(28=福岡)

4 滝川真由子(33=長崎)

5 滝川 千依(25=広島)

6 中村かなえ(27=東京)

上記のメンバーによる“レディースバトル”が組まれていた。

 ここでヒロインとなったのは真子。インコースからコンマ07のトップスタートを決めると、実力上位の香川の差しをしのいで逃げ切りV! 白星発進に成功した。「回ってからの足がいいし、中間足がいいと思う。(エンジンに)パワーがあります」と、前節、丸野一樹が優勝した23号機に確かな手応えを感じとっていた。

 次は強豪男子相手にも激走しそうなムードだ。