ボートレース徳山のGⅠ「開設68周年記念 徳山クラウン争奪戦」は14日最終日、12Rで優勝戦が行われ、絶好枠の原田幸哉(45=長崎)がインコースから押し切り快勝! 前節の下関プレミアムGⅠ「第22回マスターズチャンピオン」に続く2節連続で、通算18回目のGⅠ優勝を飾った。

 絶好枠で人気を集めた原田だったが「特訓で回転が上がっていないのが分かって、慌ててプロペラ調整をした。優勝戦はなんとか合わせられたけど、いい状態ではなかった」と、決して万全な状態ではなかった。

 それでも、しっかりと結果を出すあたりは、さすが新名人。2M以降は後続を寄せ付けない高速ターンを連発。独走態勢に持ち込み、Vゴールを飾った。

 これで今年の獲得賞金も4200万円を突破。石野貴之、丸野一樹に続く3位にランクアップ。2017年の第32回大会(住之江)以来となるSG「グランプリ」出場へ向けて、また一歩前進をした。

 次節は若松SGオールスターを迎えるが「(2連続GⅠ優勝と)最高の形でいけるけど、また気持ちをリフレッシュして挑みたい。しっかり自分のポテンシャルを発揮したい」と早くも闘志を燃やしている。

 なお、今大会の総売上は65億9947万1100円を記録、徳山周年の売上レコード(60億9030万4100円=19年・開設66周年記念)を大幅に更新して、今回の目標だった65億円を上回る盛況で幕を閉じた。