ボートレース宮島の「ボートレース レディースVSルーキーズバトル」は10日、12Rで優勝戦が争われ、3号艇・吉川貴仁(27=三重)が優勝。ただ6号艇の片岡大地(25=東京)がフライングを切り、規定により紅組(レディース)が優勝戦の12ポイントをゲット。最終的に紅組35―白組32で、紅組が勝利。賞典除外等を除くレディースの選手が、それぞれ団体賞10万円を手にした。

 この大会は今回が4回目の吉川。過去3回はいずれも優出しており、そのうち2019年6月のびわこは今回と同じく3カドからのデビュー初Vを飾っている。今回も際どくスリットで残し「気持ち悪いくらい相性がいい」という抜群の相性を見せつけた。このあとは大村GⅡ「誕生祭」に出場するが、「流れは少しずつ良くなっているし、名前を覚えていただけるように頑張っていきたい」と他のレースでも活躍を誓っていた。

 また、団体戦の紅組団長を務めた新田有理(29=広島)は「チームが勝てたのは良かったけど、自分は活躍できなかったし、フライングが出たのは残念。ただ、最終日10Rで海野(ゆかり、47=広島)さんや寺田(千恵、52=岡山)さんが頑張っていなければ優勝はなかった。フライング後も活躍した向井(美鈴、41=山口)さんもそうだけど、みんなのおかげです」と、紅組全員の健闘をたたえた。