◇5R滝沢峻(24=埼玉)

 序盤から直線の気配は目についたが、今節は道中で抜かれる場面が目についた。しかし、5日目(9日)は4着ながら道中で粘りの走りを披露。「前田(紗希)さんのアドバイスで乗り心地が良くなったし、足の感じもいい。両立ができた」と遅まきながら仕上がってきた。最終日は2走。ダッシュを得意とする滝沢芳行の息子だけに、その〝遺伝子〟に期待して外枠のこちらで厚く狙ってみたい。

◇10R栗城匠(25=東京)

 5日目は6コースからのまくり差しで勝利。当初は2連率26%の凡機に手を焼き、残念ながら予選落ちに終わったが、さすがという決め手を披露した。この手の低調機は直線の伸び(パンチ力)を捨てて安定した走りができる乗り心地重視の調整をするのが定番。しかし「他の足は悪いけど、伸びは普通にした」とあえて一撃にこだわった仕上げが奏功した。ここは4カドが見込めるだけに、再度の一発を決めて意地を見せたいところだ。