ボートレース宮島の「ボートレース レディースVSルーキーズバトル」は9日、男女別に準優を行い、最終日(10日)12Rで行われる優勝戦のメンバーが決定した。また、現時点での団体戦ポイント状況は紅組(レディース)18―白組(ルーキーズ)21と、白組が優勢だが、最終日は選抜2個レース、優勝戦ともポイントアップレースになっており、レディースの逆転も十分だろう。

 その中で最大の注目株といえそうなのが優勝戦4号艇で出走する長嶋万記(39=静岡)だ。事故レースで勝負させてもらえなかった4日目10R以外は全て3連対。近年はやや不調だったが、今節は久々に好調時の走りを取り戻している。

 舟足も悪くない。「5日目の感触は良かった。それまでは小ぢんまりという感じだったが、微調整して一番良かった。今なら中の上。展示から押す感じがあったし、道中にも不安はなかった」と、上位に近い仕上がりだ。

 準優は1周目のバックストレッチの時点で3番手だったが、2Mで2番手を航走していた三浦永理が他艇と接触し、2着浮上と今節はツキもありそう。

 優勝戦は吉川貴仁(27=三重)が3カドに引きそうだが「展開を突く足はあるし、吉川君が引いてくれた方がチャンスがある」と展開利も見込め、ズボ差しを決めて団体戦Vに導きたい。