ボートレース徳山のGⅠ「徳山クラウン争奪戦開設68周年記念競走」は9日、開幕した。初日メイン12Rの「クラウンドリーム」はインの白井英治(44=山口)が逃げ切り快勝。一方、2日目(10日)のメイン12R「すなっちドリーム」で3号艇から一発を狙うのが菊地孝平(42=静岡)だ。

 初日は外枠の2走を2、3着でクリアした。「いいと思います。スリットでも道中でも余裕がある。初日はもらったままでいったけど、エンジンが良さそうだしストライクゾーンも広そう。少し気温が上がる分には大丈夫だと思うので、ペラを叩かずに、このままどこまでいけるか試したい」と感触は良好で、珍しくノーハンマー宣言が飛び出した。

 当地は2018年6月のSG「グラチャン」以来、実に3年ぶりの出走。初日はホーム左から強い横風が吹いた影響で苦戦する選手が多い中、久々でもコンマ03、コンマ10の早いスタートをバチッと決めるあたりはさすが現役屈指のS巧者だ。ドリーム戦は仕掛けやすい3号艇。1号艇に座る寺田祥(42=山口)にとっても脅威の存在となりそうだ。