ボートレース蒲郡の「第50回竹島弁天杯」は6日、予選3日目を終了。4日目(7日)は準優勝戦進出を懸けた予選最終日に突入する。

 3日間を終えて磯部誠(30=愛知)が得点率首位に立ち、僅差の2位に岩瀬裕亮(32=愛知)が続いている。

 この両者を追いかける地元若手メンバーでは現在、6位につける野中一平(26=愛知)に注目したい。

 今節がフライング休み明け初戦で約1か月ぶりの実戦。ここまで6戦して2、5、3、3、3、1着の戦績に「足は変わらずホントに普通。その割にはしっかりとレースができているし、楽しんで走れていますね」と久々でもレース勘に不安はない。

 7月から適用される2021年後期勝率は6・97としてキャリアハイをマークした。「7点までもう少しだったね、と言われることもあるけど、自分では全く気にしていません。期の中盤で勝率のことを考えてしまって、思い切ったレースができなくなったこともあったので、そこから頭を切り替えて、今は勝率にこだわるより攻めるレースが大事」と言い聞かせている。

 新期になってもその信念にブレはなく「自分からどんどん攻めて、(舟券を買ってくれた)ファンの方を楽しませるレースをしたい」と〝勝率よりも魅せる走り〟に重きを置いている。

 2号艇で出陣する4日目3Rはインコース主体で内寄り専門の西田靖(59=東京)と同乗するだけに、攻めるレースを狙うには格好の番組編成といえそう。ボート界屈指の速攻派がどう立ち回るか。準優勝戦の好枠番獲得の懸かる大事な勝負どころを迎える。