ボートレース若松の「山口シネマカップ」は7日、予選2日目を迎える。

 6日の初日メイン「ドリーム戦」は前田将太(33=福岡)が逃げ快勝したが、機力は現状、中堅レベル。上積みは欲しいところ。その他のドリーム戦メンバーも舟足で目立った選手は見当たらず、今シリーズは混戦ムードが漂っている。

 一方、看板級の好エンジンを駆り、大神康司(48=福岡)、高浜芳久(47=広島)とともに連勝発進を決めた山田和佐(26=広島)のエンジン気配が秀逸で、目が離せなくなった。
 
 タッグを組む15号機は当地の“四天王”エンジンの中でも最上位級のパワーを誇り、前節のGW戦を走った西山貴浩(福岡)に「SGオールスターでは15号、38号、14号のどれかを引きたい」と言わしめた快速エンジンの1つ。

 初日前半5Rで5コースからコンマ02のトップスタートを決めてまくり快勝するや、後半9Rでも3コースからまくって1着。豪快なまくり連発でピンピン(1、1着)と、ド派手なパフォーマンスをアピールした。

 レース後は「連勝は初めてです!」と興奮気味にまくしたて「特に、行き足から伸びが良くて出ていく足。出足、回り足もいいです。他の方たちとは違う足で、全体に余裕があります。スタート同体からでも、まくれそうな見え方をしています。こんないいエンジンは引いたことがないですよ」と節一級の舟足に笑顔がはじけた。

「(今節は)先輩の浜先真範(広島)さんに『いいエンジンを引いて優出してきます!』と宣言して来ました。そしたら、本当にいいエンジンを引けました。この勢いで初優出を目指して頑張ります」とやる気満々。 

 この勢い、舟足はまさに“ホンモノ”。2日目以降も大暴れ必至だ!