ボートレース宮島の「ボートレース レディースVSルーキーズバトル」が5日、熱戦の火ぶたを切る。

 2月上旬に開催された前回のとこなめ大会は個人優勝こそ白組=ルーキーズ・畑田汰一(22=埼玉)が飾ったが、団体戦はレディース(紅組)の圧勝! 男女の最低体重差が5キロに変更されて初の大会だったこともあり、エンジンの出方からして、かなりの差があった印象だが、今回はルーキーズに好エンジンの多くが行き渡り、おもしろいシリーズとなること間違いなしだ。

 そのルーキーズ=白組の中でも、力強いポイントゲッターとなってくれそうなのが中村泰平(25=愛知)だ。

 2021年前期は序盤戦に苦労したが、何とか来期21年後期はA1級復帰が確定。特に前節の蒲郡では10走オール3連対で準Vという好成績を残すなど、ここにきての充実度が目立っており「髪が伸びたら、成績も伸びた(笑い)」という長髪がレースに好結果をもたらしているようだ。

 前検日のエンジンの感触もまずまずだった。「乗りやすさがあったし、足も悪くないけど、最近当たっている自分のプロペラの形に叩くつもり。好みの出足、行き足型に仕上げたい」。もちろん、長髪の影響だけでなく、ペラ調整が当たっているのも好調の要因で、自慢の調整力を発揮できれば、さらなる上積みも期待できる。

 この〝バトル〟にも過去6戦のうち、4節も走っており常連中の常連。「ボクがフライングや事故をすると団体戦も負けるので、今回は事故をしないように」と、団体戦Vに貢献するつもりだ。