ボートレース住之江のGWシリーズ「2021ラピートカップ」は4日、予選最終日を迎える。

 ここまでの得点率順位は太田和美(48=大阪)と丸岡正典(41=大阪)の師弟コンビが9・40で並んだが、上位着数の差で太田がトップ。2位・丸岡、3位・石野貴之(38=大阪)、4位・松井繁(51=大阪)と、全国区の〝トップブランド〟が続いている。

 ここでは僅差で2位につけている丸岡に注目したい。3日目6Rは4コースから展開を突いて2着を奪取。後半11Rではインコースから危なげなく押し切り快勝! 3日目まで2、1、2、2、1の全2連対と安定した航跡を残している。

 丸岡は「足はいいですね。展示タイム通りスリットの足はそこまで良くはないけど、ターン回りがいい。レースで下がることもないし、乗りやすさがある」と機力に関しては高評価している。

 今年は当地の正月開催「全大阪王将戦」で幸先いいV奪取。これが自身初となる〝オール大阪〟(正月=王将戦、GW=ラピートカップ、8月=大阪ダービー摂河泉競走)制覇を達成。また、3節前のGⅠ「太閤賞 開設65周年記念」でも優出6着と、地元水面で好結果を残している。

「太閤賞の時もエンジンはあまり出ていなかったですけどね…。ただ、以前よりも足がひどくはなくなってきた。伸びを求めてリズムを崩すことが多かったけど、最近は現状のままで勝負しているのが、好結果に結びついている」

 このいい流れに身を任せ〝自然体〟でオール大阪連覇を狙っている。