ボートレース住之江のGWシリーズ「2021ラピートカップ」は2日、予選2日目の熱戦が展開された。

 この日のメインとなったダブルドリーム第2弾「オーサカ特選」は石野貴之(38=大阪)が人気に応え、イン逃げ快勝した。初戦6着後、日またぎで1、1着の連勝とした。

 一方、初日連勝発進を決めていた太田和美(48=大阪)はこの日も1回乗りの12Rを2着として3戦2勝2着1回の好成績。また、丸岡正典(41=大阪)、繁野谷圭介(47=大阪)はそろって2、1、2着の3戦オール2連対とまとめている。

 その繁野谷は序盤戦を終えて得点率5位の好位置につけている。2日目6Rでは4コースからしっかり2着を確保。機力については「まだ分かっていない部分はあるけど、ターン回りに関しては中堅上位ある。直線も中堅は十分にあるし、足は悪くないですよ」と手応えはまずまずの様子だ。

 それでも「スタートしてからの行き足にバラつきがあるので、その辺ですね。もともとスタートは得意でないので、(その足を)しっかりさせないとエラいことになる…」と、レース後には入念にギアケースの点検、プロペラ調整を行った。

 2021年後期勝率は6・28として、7月からのA1返り咲きを決めた。「(SGやGⅠとか)あまり大きなことを言わずに、一走一走に集中していきます。そして、ファンの期待に応えられるよう、一つでも上位着を取っていけるように頑張ります」。持ち前の粘り強い走りで予選後半戦も上位着を積み重ねるつもりだ。