60日間のF休み明け2節目となった下関オールレディースでしっかり予選をクリアすると、続くとこなめでは優勝戦に進出。3月に入ってからは戸田、大村で優勝戦に駒を進めた。4月は福岡こそ4日目に妨害失格となったものの、多摩川では予選道中、オール3連対の活躍で優勝戦進出と好調モードに入っている。

 7月から適用される2021年後期勝率を6・77に伸ばし、4期ぶりに最高ランクのA1級に復帰することが決定した。「福岡のヴィーナスシリーズの時だけはダメだったけど、そこ以外は良かったし、最近の調子はいいですね」と納得の好リズムをキープしている。

 好調の要因として挙げるのがペラ調整だ。「昨年のF2の休み明けが終わった後に、角(ひとみ)さんがペラの指導をしてくださったおかげです。今の好調はそれに尽きます」。浜田が以前、所属していた広島支部の先輩・角から授かったペラ調整の方向性が浜田にマッチング。近況の好調の土台となっている。

 プライベートではトレッキングという〝息抜き〟に出会った。「まだ3~4回しか行っていないんですが…(笑い)。この前は家族で高尾山に行ってきましたよ。いい気分転換になりました」と笑顔で話す。

「この調子を落とさないようにしていって優勝したいです。私の課題はSです。Sが下手ですから。Fしたらリズムが崩れるので、そこだけは注意してやっていきたいです」。優勝は産休前の2013年9月・桐生が最後。ただ、近況の充実ぶりを考えれば6年7か月ぶりVの可能性は十分だ。

〈浜田・5月の出場予定〉
◇5月8~13日 江戸川男女W優勝戦
◇5月18~23日 徳山GⅠⅠⅠオールレディース
◇5月31日~6月5日 戸田GⅢオールレディース
 
☆はまだ・ありさ 1988年3月19日生まれ。埼玉支部の104期生。広島県出身。2009年5月に宮島でデビュー。同年9月のとこなめで初勝利。2012年2月の児島で初優勝。通算3V。夫は同期の中田竜太。他の同期には松田大志郎、岡村慶太、竹井奈美らがいる。