【桐生GⅠ赤城雷神杯:水面状況&エンジン相場】今大会の舞台となる桐生の水面状況やエンジン相場などを今、関東地区で最も乗れている、しかも地元・群馬支部のエース格となる毒島誠がじっくりと語ってくれた。

 桐生は“難しい”レース場ですね。水が硬いし気圧も低い…。独特というか他場とは違います。地元選手だからといってアドバンテージはそれほどないですよ。

“コース”にしてもインを取れば勝てるってわけではないし、むしろ桐生のインは弱いですね。ナイターの遅い時間帯ならまだしも、日中の早いレースはかなり厳しい。

 夏場で起こし位置が100メートル切ったら無理。今回の赤城雷神杯の9月でもどうかな。気温がどれくらいになるかでだいぶ違うはずです。
 その分、アウトでもチャンスがあるのがいいところ。1、3、5コースはチャンスがあります。大村とか西の場だと5、6コースではほぼノーチャンスって感じになってしまうけど、桐生ならむしろ外の方でもいいって思える時がありますから。

 モチベーションからして違います。もちろんエンジンの仕上がりが大事ですけど足がきていれば6艇どのコースにでも勝機はある、いい意味で公平なコースでしょうね。

 そのエンジンですけど自分は今年、桐生で4節(正月、GW、企業杯、お盆)走りましたけど、そこでは個体差というか、いいエンジンと悪いエンジンの差が大きいのを感じました。

 一番最近のお盆レースを走った時なら金子賢志が優勝した42号や33、39、17、62、67号は出ていましたね。自分が正月に優勝した26号も良かったですし、23も急上昇みたいで、このあたりを引けたら楽しみもありますね。

 このタイトルはもちろん一度は勝っておきたいですけど、地元の周年なのでまずは楽しみたいです。最近は地元ということを意識し過ぎずに落ち着いて臨めている。自分は気負いすぎるとダメなタイプなんですよ。優勝を目指して頑張ります!