ボートレースまるがめの「安岐真人杯争奪 瀬戸の大魔神大賞」が1日に開幕する。

 地元・香川支部のレーサーが集結するゴールデンウイークの恒例シリーズ。お互いの手の内を知っているレーサー同士が慣れ親しんだ地元水面で激しい戦いを繰り広げる。

 香川支部の現在の「顔」が指名される初日ドリーム1号艇には片岡雅裕(35=香川)。当然、シリーズ牽引を期待される。前検気配は「何となく全体的に普通」とギリギリ合格点といったところ。

 前検で動きが光ったのは若手軍団のリーダー格・中村晃朋(29=香川)。「出てますよ。2年前に、ここで優勝したウェスタンヤングとの時と同じくらい良い感じでした」と胸を張った。特訓同班だった近江翔吾や石丸海渡が「中村は出ている」と口を揃えるほどだ。

 7月から適用される2021年後期勝率は6・60のキャリアハイ。積極果敢な攻めが持ち味のレーサーだけに前検のパワフルな動きがレースに直結すれば一気にV戦線を引っ張る存在になりそうだ。