ボートレース蒲郡の「マンスリーBOATRACE杯争奪戦」は30日に準優勝戦3番を終了。最終日(1日)12Rで行われる優勝戦のベスト6が出揃った。

 1号艇・岡村 仁(37=大阪)

 2号艇・中村泰平(25=愛知)

 3号艇・岡田憲行(45=大阪)

 4号艇・吉川貴仁(27=三重)

 5号艇・松本純平(26=埼玉)

 6号艇・新開 航(25=福岡)


 準優勝戦の9Rは3号艇の花田和明(51=愛知)がインを奪って逃げ切りに成功したが、待機行動違反を取られ、賞典除外となった。代わって3着の新開が繰り上がりで優勝戦に駒を進めた。

 準優勝戦3番の好枠勢は10Rの岡村だけが白星を飾り、ファイナルの1号艇を獲得。岡村の逃げ切りVが有力だが、機力は6人全員に二重丸がつくほどハイレベルで波乱含みとみている。

 その中でも登録番号5000番台で123期の新鋭・松本に注目したい。通算2回目の準優勝戦進出となった9Rの2着争いを制し、3月の戸田に続いて2回目の優勝戦進出を決めた。

 2周1MでA1級の新開を全速戦で沈める会心のターンに「やっぱり足はいいですね。バランスが取れて全部の足がきてます」とリプレーを眺めながら充実感を漂わせていた。

 今節V候補にも名が挙がっていた畑田汰一(22=埼玉)の1期後輩で「同じあっせんになることも多くて、畑田さんの背中を見ながら引っ張ってもらってます」といい刺激をもらい、結果に結び付けている。

 デビュー2年半の売り出し中の新鋭で伸びシロはタップリある。センター枠両者の行き足が鋭いだけに、展開利が巡ってくれば2回目の優出で初Vも夢ではない。