ボートレース桐生の「第48回上毛新聞社杯」は30日、幕を開けた。

 GW開催の初日メイン・ドリーム戦は地元の強豪が集結。レースは1号艇の毒島誠(37=群馬)がイン逃げ快勝したが、これでVに大きく前進とは言い切れそうもない。

 不安をのぞかせたのは前半7Rだ。3号艇から好ピット離れでインを奪取するが、1Mで3コースの荒田泰明(40=埼玉)の強烈なまくりに沈み、まさかの5着大敗。レース後に「最近のリズムの悪さが出ましたね。回ってからの足も、良くはなかったですね」と厳しい表情を浮かべたように、調整、レースぶりともに本調子ではない様子。2日目以降も厳しい戦いが続きそうだ。
 
 一方、予選スタート組で光ったのが長谷川充(47=群馬)だ。前半2Rを2コース差し、後半9Rはイン逃げで唯一の連勝発進となった。来期(2021年後期)適用勝率の審査期間の最終日だったこの日、A2級になるためには1、3着以上がノルマだったが、見事にクリア。「スタート行けたのが勝因。展開もツイていた。回す方向で調整したけど、31%のエンジンで結果が出て良かったよ」と笑顔を浮かべた。

 他に金児隆太(33=群馬)は3Rの2着でA2級昇格、関浩哉(26=群馬)は12Rの5着でギリギリA1級キープの勝負駆けに成功。プレッシャーから解放される2日目以降の走りに注目だ。