【ボートレース】持続化給付金受給問題で215人の処分発表 潮田会長「心よりお詫び」

2021年04月28日 13時53分

改めて謝罪する潮田会長ら

 日本モーターボート競走会は28日、ボートレーサーの持続化給付金受給問題に関する会見を東京・港区のBOATRACE六本木 SIX WAKE HALLで行った。

 会見の冒頭で潮田政明会長が持続化給付金を受給していた選手が新たに4人発覚し、計215人となったことを報告。受給総額は2億1473万円で、返還手続き中の選手を含め215人全員が返還するという。

 選手の内訳としてはトップレーサーであるA1級が43人、A2級が39人、B1級が110人、B2級が23人。

「選手が持続化給付金を受給することは制度の趣旨、目的に合致せず、モラルに反するだけでなく、不正につながりかねない行為であり、公営競技の選手として競走の公正、健全な運営を脅かすもの」として27日に褒賞懲戒審議会が開かれ、褒賞懲戒規程第11条第5号「選手としての体面を汚し又は著しく風紀を乱したとき」に該当するとして対象の選手に処分が下された。

 昨年7月7日の日本モーターボート選手会による持続化給付金受給に関する注意喚起以降にフライングや出遅れによる理由で受給した選手11人は出場停止4か月。注意喚起以前の選手13人は出場停止3か月。

 注意喚起以降、私傷病及び公傷を理由に受給した選手19人が出場停止2か月。注意喚起以前に受給していた選手24人は出場停止1か月。

 新型コロナウイルスに感染、濃厚接触者に指定、開催中止や打ち切り、などの理由により受給を受けた選手148人は戒告処分となった。

 処分は5月1日から適用される。

 潮田会長は「給付金に関する選手の知識不足、理解不足、コンプライアンスに対する意識の低さが要因」とし、「訓練、研修会による指導強化」「内部通報制度の活用」「不正行為に関する検証委員会の活用」「業務連絡会の設置」「褒賞懲戒審議会による厳格な処分」により再発防止に努めるとした。

 最後に潮田会長は「選手が給付金を申請、受給していたことは誠に遺憾。お客さまをはじめ、多くの方々の信頼を裏切ることとなり心よりお詫び申し上げます」と改めて謝罪。「再発防止策に取り組むことによりお客さまの信頼確保に鋭意、努めてまいります」と語った。